MillenVPNとは?料金プランの違いと運営会社・安全性をわかりやすく解説

MillenVPNとは?料金プランの違いと運営会社・安全性をわかりやすく解説

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MillenVPN(ミレンVPN)は、日本の会社が運営しているVPNサービスです。レンタルサーバーの「mixhost」を運営する会社が提供しており、海外のVPNサービスが多いなかで「日本の会社であること」を大きな特徴にしています。

ただ、公式サイトを見てみると、プランが「サブスクプラン」と「ワンタイムプラン」の2系統に分かれていて、さらに「MillenVPN Native」「OpenConnect」「固定IPオプション」「専用サーバー」と、似た名前がいくつも出てきます。結局どれを選べばよくて、いくらかかるのかが分かりにくいところがあります。

この記事では、MillenVPNがどんなサービスで、どこの会社が運営していて、いくらかかり、安全性をどう判断すればいいのかを、公式サイトと利用規約の記載をもとに、はじめての方にもわかるように整理します。

この記事でわかること
  • MillenVPNの運営会社・特徴
  • サブスクプランとワンタイムプランの違いと、更新したあとの金額
  • 自分に合ったプランの選び方
  • 安全性を判断するための材料

MillenVPNとは?

MillenVPNは、大阪に本社を置く日本の会社「アズポケット株式会社」が運営するVPNサービスです。

どんなサービスかスマートフォンやパソコンの通信を暗号化するVPNサービス
読み方ミレンVPN
運営会社アズポケット株式会社(大阪府大阪市中央区)
設立2016年4月
ほかの事業レンタルサーバー「mixhost」
事業の届出電気通信事業法にもとづく届出電気通信事業者(届出番号 E-28-03926)
※ 公式サイト・運営会社の会社概要より

「日本の会社」であることは、何を意味するのか

MillenVPNの公式サイトは、「日本の憲法及び法令を遵守し、総務省への届出も実施している合法的に運営されているサービス」と説明しています。

具体的には、次の2つです。

  • 日本の法律にもとづいて運営されている。 利用規約も日本の法律にしたがって解釈されると定められています
  • 電気通信事業者として届け出ている。 電気通信事業法は、事業者に「通信の秘密」を守ることを義務づけています。MillenVPNの利用規約にも、通信の秘密をこの法律にもとづいて保護すると書かれています

VPNは、スマートフォンやパソコンの通信を、VPNの会社のサーバーに預けて送るサービスです。「預ける相手がどこの国の、どんなルールで動いている会社か」が分かりやすいのは、日本の会社であることの大きな利点です。

一方で、日本の法律のもとで運営しているということは、裁判所の令状など、法律にもとづく正式な手続きがあれば、それに応じるということでもあります。この点は、後の「安全性」の章で詳しく触れます。

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MillenVPNの特徴

公式サイトに並ぶ特徴のうち、はじめての方に押さえておいてほしいのは次の4つです。

同時に使える台数に制限がない

1つの契約で、つなぐ台数に制限がありません。 スマートフォン・パソコン・タブレットを何台つないでも追加料金はかかりません(2024年11月に台数の制限がなくなりました)。

ただし、「公正利用ポリシー」という決まりがあり、1つのアカウントを不特定多数で共有するような使い方はできません。 データ量も「無制限」とされていますが、ほかの利用者に影響が出るほどの使い方をした場合には、制限がかかることがあります(目安は1か月あたり3TB)。

1つの契約で、つなぎ方を3つから選べる

MillenVPNの契約には、3つの接続方法が含まれています。追加料金はかかりません。

MillenVPN(アプリ)MillenVPN NativeMillenVPN Native OpenConnect
どうつなぐか専用アプリで接続ボタンを押すアプリを入れず、端末のVPN設定でつなぐOpenConnect というアプリでつなぐ
向いている使い方ふだんのセキュリティ対策・いろいろな国につなぐ日本の動画サービスを見る・固定のIPアドレスを使う中国など、通信の規制が厳しい国から使う
IPアドレスつなぐたびに変わる固定(ほかの利用者と共用)固定(ほかの利用者と共用)
※ 公式サイト「MillenVPNで使える3つのサービス」より

はじめての方は、専用アプリ(いちばん左)を使えば十分です。 Native と OpenConnect は、アプリでうまくつながらないときや、海外の規制が厳しい国に行くときに使い分けるもの、と考えておくと分かりやすいです。

140か所以上・2,000台以上のサーバーから選べる

公式サイトによると、世界140か所以上に、2,000台以上のVPNサーバーがあります。日本のサーバーは東京と大阪にあります。

なお、公式のサーバー一覧には「仮想環境」と書かれた場所が多く含まれています。これは、サーバーが実際にその国にあるのではなく、その国からの接続として扱われるという意味だと、公式が注記しています。

日本語のサポートと、使える機器

サポートは日本語で、平日の10時〜18時に対応しています(土日祝・夏季と冬季の休業期間は休み)。問い合わせはフォームからで、電話での対応はありません。

アプリが使える機器は次のとおりです。

対応
パソコンWindows 10/11、macOS 11.0以降
スマートフォン・タブレットiPhone・iPad(iOS/iPadOS 15.0以降)、Android 8.0以降、Amazon Fire タブレット
テレビAndroid TV、Amazon Fire TV(Vega OS 搭載の機種を除く)
※ 公式ヘルプ「動作環境について」より

一方で、ゲーム機(Nintendo Switch・PlayStation・Xbox)、Apple TV、Linux、ルーターへの設定では使えません。 これらで使いたい方は、契約前に確認しておきましょう。

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MillenVPNの料金プラン

MillenVPNには、長く使う人向けの「サブスクプラン」と、必要な日数だけ使う「ワンタイムプラン」の2つがあります。まず全体の金額を見てから、選び方、更新したときの金額の順に説明します。

料金一覧

サブスクプラン(自動更新あり・30日間返金保証あり)

2年プラン1年プラン
月あたり396円594円
最初に払う金額9,504円(24か月ぶん)7,128円(12か月ぶん)
更新後の月あたり1,045円1,045円

ワンタイムプラン(自動更新なし・返金保証なし)

7日間15日間30日間
638円1,078円1,738円
※ 金額はすべて税込。公式サイトの料金ページ・申し込み画面より

サブスクプランの「月396円」は、最初に24か月ぶんをまとめて払った金額を、月あたりに割ったものです。月ごとに払う方法はありません。

サブスクとワンタイム、どちらを選ぶか

2つのプランは、使う期間で選ぶのが基本です。

サブスクプランワンタイムプラン
向いている人ふだんから使う・半年以上使う旅行や出張の数日間だけ使う
契約期間1年または2年7日・15日・30日
期間が終わったら自動で更新される自動で終わる(更新されない)
30日間返金保証対象対象外
利用開始日の予約できないできる(申し込みから10日以内)

ワンタイムプランは、旅行の出発日に合わせて使い始める日を予約できるのが便利なところです。ただし、1か月あたりで比べると、30日間プラン(1,738円)はサブスクの2年プラン(月396円)の4倍以上になります。ふだんから使うなら、サブスクプランのほうが割安です。

更新すると、月あたりの金額が上がる

料金でいちばん気をつけたいのが、ここです。

サブスクプランの割引は、最初の契約期間だけです。期間が終わると自動で更新され、割引のない通常の料金(月950円+税)になります。

最初の契約期間更新後倍率
2年プラン月396円月1,045円約2.6倍
1年プラン月594円月1,045円約1.8倍
※ 税込。更新後は「月950円+税」をもとに計算

利用規約では、更新は「それまでと同じ契約期間」で行われると定められています。つまり2年プランなら、更新時にも2年ぶんをまとめて支払うことになります。公式サイトに更新時の総額は書かれていませんが、月1,045円で計算すると2年ぶんで25,080円です。

固定IPオプションと専用サーバー

固定IPオプションは、アプリでつなぐときに、いつも同じIPアドレスを使えるようにするオプションです。月396円(税込)で、サブスクプランを契約している人だけが追加できます。使える場所は東京・ロンドン・パリ・フランクフルト・カンザスシティです。

専用サーバーは、自分(自社)だけが使うVPNサーバーを借りるプランで、月2,310円(税込)から。複数のスタッフで同じIPアドレスを使いたい会社向けのものなので、個人で使う場合は気にしなくて大丈夫です。

支払い方法

クレジットカード(Visa・Mastercard・JCB・American Express・Diners Club・Discover)で支払えます。日本円で払う場合に限り、PayPal と銀行振込も選べます(銀行振込は、入金の確認に最大3営業日ほどかかります)。

契約したら、すぐやっておくこと

料金で失敗する原因は、プラン選びよりも「更新を忘れること」です。サブスクプランを契約したら、次の2つをやっておくと、更新で驚かずに済みます。

① 次の更新日を確認して、カレンダーに入れる
次回の更新日は、公式サイトのマイページで確認できます。2年プランなら、契約した日から2年後が目安です。

② 更新しないなら、14日前までに解約の手続きをする
利用規約では、契約が終わる日の14日前までに手続きをしない限り、自動で更新されると定められています。「更新するかどうかを考えたい」という方は、更新日の1か月前にカレンダーの予定を入れておくと安心です。

なお、30日間の返金保証には条件があります(公式サイトから申し込んだサブスクプランの、最初の契約だけが対象。ワンタイムプランや、更新したあとの支払いは対象外)。条件を知ったうえで契約するのが安全です。

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MillenVPNは危険?安全性と注意点

「日本の会社なら安心」と感じる方も多いと思いますが、VPNの安全性は、その会社が通信の記録をどう扱っているかで判断するのが基本です。公式の情報から、判断するための材料を並べます。

通信の中身や閲覧履歴は記録しない方針

MillenVPNは、通信の記録を残さない方針(ノーログポリシー)を掲げています。プライバシーポリシーでは、専用アプリでつなぐ場合について、次のように分けて書かれています。

記録しないもの記録するもの
接続元のIPアドレスと、つないだ時刻契約したときのIPアドレス
通信の中身・閲覧履歴選んだサーバーの場所
DNSの問い合わせ(どのサイトを見ようとしたか)1か月に使ったデータ量の合計
アプリのバージョン
※ 公式サイトのプライバシーポリシー(2026年8月25日改定)より。クレジットカードの情報は、決済会社(Stripe)が保持します

つなぎ方によって、残る記録が違う

ここは見落としやすいところです。同じMillenVPNでも、つなぎ方によって記録されるものが変わります。

つなぎ方公式の説明
専用アプリ接続元のIPアドレスや時刻は記録しない
MillenVPN Native接続元のIPアドレスや時刻を記録する(通信の中身は含まない)
固定IPオプション・専用サーバー割り当てたIPアドレスと契約者が結びつくため、「ご契約者を特定することが可能な状態」になる

固定IPオプションと専用サーバーについては、裁判所の命令や、法律にもとづく情報開示の請求、捜査機関からの照会に対応すると、プライバシーポリシーに明記されています。

「記録をできるだけ残したくない」という目的なら、専用アプリでつなぐのが、公式の説明に沿った使い方です。

第三者による監査は公表されていない

海外の大手VPNのなかには、「記録を残さない」という方針が守られているかを、外部の監査法人に確かめさせ、その結果を公表しているところもあります(たとえば NordVPN)。

MillenVPNの公式サイトには、こうした第三者による監査についての記載は見当たりませんでした。 監査を受けていないということではなく、「公表された情報からは確かめられない」ということです。判断の材料のひとつとして知っておいてください。

使う側が気をつけたいこと

  • すべてのサービスで使えるとは限らない。 公式も「全ての動画配信サービスへの対応を保証するものではございません」と書いています。見たいサービスがある場合は、各サービスの利用規約もあわせて確認してください
  • 使えない可能性がある国がある。 公式ヘルプでは、中国(本土)・ロシア・イラン・UAE・トルコなど18の国・地域を「VPN接続が出来ない可能性がある国」として挙げています
  • 接続が切れたときに通信を止める機能(キルスイッチ)は、一部の機器だけの対応です
  • アプリは、公式サイトか、App Store・Google Play などの公式ストアから入れる

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MillenVPNでできること

最後に、MillenVPNを使って具体的に何ができるのかを見ておきます。

海外から、日本の動画やサービスを使う

公式サイトがいちばん大きく取り上げている使い方です。海外にいると、日本の動画配信サービスなどが見られないことがあります。日本のサーバーにつなぐと、日本から接続しているのと同じ状態で使えます。 公式の対応表では、TVer・ABEMA・U-NEXT・radiko などが挙がっています。

日本から、海外の動画を見る

反対に、見たい国のサーバーにつなぐと、その国から接続している状態になります。なお、動画配信サービスは、サービスごとに利用規約で地域の扱いを決めています。使う前に各サービスの規約を確認してください。

カフェや駅の Wi-Fi で、通信を暗号化する

カフェや駅、ホテルの無料Wi-Fiは便利ですが、同じネットワークに誰がつないでいるかは分かりません。VPNをオンにすると、スマートフォンやパソコンからVPNサーバーまでの通信がまとめて暗号化され、同じWi-Fiにつないでいる第三者から通信の中身を読まれにくくなります。

いつも同じIPアドレスでつなぐ

仕事で使うサービスなどで、「決まったIPアドレスからのアクセスしか受け付けない」という設定になっていることがあります。MillenVPN Native や固定IPオプションを使うと、いつも同じIPアドレスでつなげます。

中国など、規制の厳しい国から使う

中国などでは、ふだん使っている日本のサービスにつながらないことがあります。公式は、こうした国からは OpenConnect でつなぐことをすすめています。また、現地ではアプリのダウンロードが難しいことがあるため、日本にいるうちに申し込みとアプリのインストールを済ませておくよう案内しています。

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よくある疑問

無料で試せますか?
無料のお試し期間はありません。その代わりに、サブスクプランには30日間の返金保証があります(条件は料金プランの章を参照)。
途中で契約期間を変えられますか?
1年と2年の切り替えは、更新の2週間前までにサポートへ連絡すると、次の更新から変わります。ワンタイムプランからサブスクプランへは、マイページからいつでも切り替えられます。
ワンタイムプランが終わったら、どうなりますか?
期間が終わると「一時停止」の状態になり、しばらくすると自動で解約されます。一時停止のあいだなら、同じプランで再開するか、サブスクプランに切り替えることができ、そのときはログイン情報をそのまま使えます。
領収書やインボイスは出ますか?
領収書は発行されず、クレジットカードの明細などがその代わりになります。入金が確認できた支払いについては、サポートに頼むと受領書(PDF)をメールで送ってもらえます。インボイス制度に対応した請求書は、マイページからダウンロードできます。

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まとめ

  • MillenVPNは、大阪のアズポケット株式会社が運営する日本のVPNサービス。 電気通信事業者として届け出ており、日本の法律のもとで運営されている
  • 料金は、長く使う「サブスク」と、数日だけ使う「ワンタイム」の2系統。 ふだん使うならサブスクの2年プラン(月396円)が割安
  • 更新すると、月あたり約1.8〜2.6倍になる。 更新しないなら、契約が終わる14日前までに手続きする
  • 記録の扱いは、つなぎ方で違う。 記録を残したくないなら専用アプリで。第三者による監査は公表されていない

VPNは「通信を預ける相手を選ぶ」サービスです。 料金は更新後まで、会社は何を公開しているかまで見て選ぶのがおすすめです。

そのうえで、MillenVPNのいちばんの良さは、日本の会社が、日本の法律のもとで、日本語でサポートしてくれることだと思います。台数の制限もないので、スマートフォン・パソコン・タブレットの3台で使えば、2年プランなら1台あたり月132円ほど。海外旅行の数日間だけ使いたいときは、ワンタイムプランという選択肢もあります。

※ 料金・プランなどの情報は、記事の更新日時点のものです。最新の情報は公式サイトでご確認ください。